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第6回関東ハーモニカ連盟合宿研修会一日目
7月2日~4日、2泊3日の合宿が終了しました。参加人数は延べ1,800名以上だそうです。ある日の出された昼食の数は700以上ということです。大変盛況な合宿研修と言えましょう。

私の担当した講座は、イカのとおりです。
7月2日午後 メンテナンス・クロマチック・ハーモニカ「狂ったハーモニカ程恥ずかしいものはありません」
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5名の方が受講。
先ずマウスピースを分解しないで掃除する方法。各自実演することで効果を確認してもらいましたが、例年どおり、大好評です。
さて、今回はテキストにオクターブ奏法のやり方を記載して、応用練習曲「草競馬」を掲載しました。調律が必要かどうかを判定する簡単な方法として、オクターブ奏法で音が震えていないかどうか確かめることが有効です。しかし、受講者の方達は、オクターブ奏法を全く知らない人が多く、応用曲など手が出ない状態なので、せめてオクターブで音階を吹く程度の練習をしてもらいました。そして、持参した270でオクターブ奏法で音を確かめ、狂っている場合の振動を耳で聞いてもらいました。それほど狂っていなかったので、わかりにくかったかもしれません。
次に、調律の原理、270のリード・プレートを外す方法の実践(釘留めでないハーモニカはネジを外すだけですね)、構造の説明、バルブの役割と交換方法の実践、調律の実践、リード・プレートの組み立てなどを説明しました。受講生のハーモニカでリードが鳴らない好例がありましたので、それを分解して、実際、0.5mm程度のゴミが挟まっているのを指摘して、除去してあげました。驚いてくれるので、講師冥利に尽きます(笑)。
次いで、マウスピースの分解。この時点でマウスピースの組み立て間違いが3台もあって、和やかに笑い合いました。バネ用の穴の切り込みが左右逆に付いていたのです。それでも問題が出ないハーモニカがありましたが、ちゃんとスライドの穴が締まらないひどい状態のものもありました。
後は質疑応答で、和気あいあいで講習を修了しました。

午後の講習は1回だけで、その後は交流コンサートが開かれましたが、私は夕食後のセッションルームでの演奏のためのリハーサルに参加していました。
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その間豪雨が到来し、雷光と同時に雷鳴が轟くような状態で、かつ土砂降り。ついには停電まで起きてしまいました。交流コンサートも、停電で一時中断になったそうです。
夕食後にセッションルームでの演奏が始まりました。
合宿音楽隊と命名されたバンドで
・Sir Duke
・All Of Me
・リカルドボッサ
・Song For Ray
・Fly Me To The Moon
・Stand By Me
・サントワ・マミー
・涙そうそう
・アンチェインド・メロディ
を演奏しました。
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その後、飛び入りでマレーシアからの来賓張さんの演奏。


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ピアニカの松田昌さんの演奏が続いてセッション・ルームの演奏は終了しました。


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本館にもどると例年どおりラウンジ・コンサートが開かれていました。その中でクロマチックのメンテナンスを希望する人がいたので、寝室に戻ってCX-12を調律。このハーモニカ、とても分解しやすいのだけれど、いざ調律するとなると、オクターブ奏法での試し吹きで何度も組み立て直さなければならず、普通のクロマチック以上に手間がかかります。そんなこんなで時間を費やし、後はビールを飲みながらの懇談ですっかり深夜になってしまいました。一日目、終了。
by chromclass | 2010-07-05 02:47 | 会合 | Comments(0)
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