ROBERT BONFIGLIO
1988年の録音。
バッハからヴィラ-ロボスさらにはポピュラーからブルースまでこなすアメリカのハーモニカ名奏者は全米でリサイタルやオーケストラとのソロ活動をこなしている。彼はアイオワ州で育ち高校時代はハーモニカでブルースを吹いた。彼はプロ奏者になりたいと思い、この楽器のクラシックでの可能性に挑戦した。しかし、ハーモニカを専攻できるような大学や音大はなかった。1970年にニューヨークに移住し中国人の名クラシック奏者チェン-バー・ハンに学び、個人的な指導をニューヨーク市立バレー・オーケストラの主席フルート奏者アンドリュー・ローリャから受けた。次いで、作曲法の学士号と修士号をそれぞれマンス音楽短大およびマンハッタン音楽学校で獲得した。さらにアスペンでアーロン・コープランドに学び、ニューヨーク市でジョン・ケージに学んだ。
コンサート活動の傍ら、ボンフィリオは「Places In The Heart」や「Kramer vs. Kramer」などの映画やTVの音楽を録音した。彼はまたグランド・キャニオン室内楽祭のディレクターを務めニューヨークのタートル・ベイ音楽学校でハーモニカを教えている。
収録曲は
Heitor Villa-Lobos
1.Allegro moderato
2.Andante:Più mosso
3.Allegro
4.Bachinana Brasileiras No.5:Aria
5.Evocaçáo
6.O Canto do Cisne Negro
7Nesta Rua
8.João Cambuête
9.Samba-Clássico
10.Remeiro de São Francisco
11.Papai Curumiassú
12.Lundú da Marqueza de Santos
13.Mando Tiro, Tiro la
14.Xangó
15.Cançáo do Marinheiro
16.Viola Quebrada
17.Improviso No. 7
です。
6.、8.、11.、16.、17.のオーケストラ編曲はBonfiglio自身がこなしています。