SCX-64
C. K.さんの依頼。

7番G音の音程が低い、他のリードもA=443に合わせて調律して欲しいとのこと。

教室で合奏していると、Hohnerの調律とSUZUKIの調律の違いが邪魔になってきます。公証HohnerはA=443、SUZUKIはA=442となっているので、同時に鳴らすと、せっかく単音のハーモニカなのに複音のような震えが出てしまいます。G音の意音程が下がったのを機に、預かって調律することにしました。

吹いてみると、フェイクしようとするとすぐ吸い詰まる硬いハーモニカです。今後教室でフェイクを教えていくのでこれでは困ります。SUZUKIの標準の上ヶ身は少な目になっているようで、つまり硬いハーモニカなので、先日Sirius S-56Sを買った時もすぐ上ヶ身調整して柔らかいハーモニカにしたものでした。

吹き音ではそんなに必要性を感じないので、吸い音のリードだけを上ヶ身調整しました。首尾よく柔らかいハーモニカになりました。そして全音をチェックしてA=443に調律しました。

さて、組み立てる時に、バネの問題に気が付きました。

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カバーの取り付けネジの穴にバネが見えています。ネジを締めるときに邪魔になるので、スライド・ボタンを少し押してからネジを差し込みます。ところがそうするとバネが戻るときにしっかりと戻らず、フニャと戻る感じになってしまいます。柔らかいバネという感じもしますが、シャキッとした演奏ができません。これはSirius S-56Sを購入したときにも感じたので、SUZUKIの一般的な現象なのではないでしょうか。柔らかいバネだと喜んでいると、よい演奏ができません。


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なので、S-56Sで改良したのと同じ方法で改良しました。この写真の下から2番目の穴がネジ穴(それにしてもなんで3つも穴が開いているんだろう?)です。その穴を迂回するように1段曲がっているバネをもう1段曲げました。この状態で組み立てると、ネジはバネにぶつからずにバネがシャキッと戻ってくれます。吹き心地にも満足しました。

このように改造は簡単なので、もしバネがヘナヘナに感じられるようならぜひ改造してみてください。

それにしてもSUZUKIさんは問題を感じていないのpだろうか。
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by chromclass | 2014-09-17 23:21 | 修理、改造 | Comments(0)
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