木製ボディのChromonika III
R. W.さんの依頼。

①A=443で、完全調律してください。
②全ての音が、よく鳴るように、アゲミの調整をしてください。
③レバーがスムーズに動くように、マウスピース周りの調整をしてください。
④バルブが1枚欠損していますので、貼ってください。
⑤マウスピースを、できる範囲で、もっと綺麗にしてください。

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古い木製ボディでよくあるのですが、製造段階で元々二つの木の板を接着して作られていたボディの接着剤が経年変化で劣化して剥がれてしまっています。


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マウスピースまで外してしまうと木片がバラバラになって、水平に接着しようとしてもうまく行かないことが多いです。何度か失敗しました。なのでマウスピースに取り付けたままで割れ目の間に木工用ボンドを塗り、乾かないうちにリードプレートを両側に取り付け、一日間放置します。翌日乾いたところでリードプレートを外し、余分にはみ出している接着剤を削り取り、リードプレートと再度合わせてみると、息漏れもなくうまく接着できたことが分かりました。

①A=443で全音調律しました。

②全音調律しながら、音をフェイクしやすいように上ヶ身調整しました。

③マウスピースを分解し、水で洗浄し、取り付けネジの締め具合を調整し、スライド・レバーがスムーズに動くようにしました。

④バルブ1枚を貼り付けました。

⑤マウスピースを歯磨きで磨いたとのことで、すでに十分きれいになっていました。念のためメタル磨きを付けて磨きましたが、どれくらい効果があったでしょうか。

組み立ててみると、この機種特有の実によい音色がし、カバーやマウスピースもキラキラ輝いて、いいハーモニカに仕上がったと思います。
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by chromclass | 2014-10-23 09:36 | 修理、改造 | Comments(0)
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