Saxony Solo
T楽器さんからの依頼。

バルブ多数剥がれとバネ交換とのこと。

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外側のバルブがこんな感じで、内側のバルブはもっとひどい状態。ゲインはステンレス製リード・プレートのリードを留める鉄のリベットが水分で錆びて、錆が接着面に拡がって接着剤の接着力を弱めてしまうためと思われます。かろうじてくっついているバルブも修理中にちょっと触るとどんどん剥がれ落ちてしまいます。結局ほとんどのバルブを新しく貼ったり、貼り直したりととても手間がかかりました。ビニール用ボンドを使っており、こちらは錆に強いかどうかははっきりしませんが、ホーナー性のバルブになっている部分は丈夫なので、長持ちするのではないかと思われます。

バネの交換はとても簡単にできました。

調律作業に入りました。C側が少し音程が下がっており、C#側が逆に音程が高い傾向がありました。C側をよく使うはずですから、この機種特有のステンレス・リードでも手買えば音程が下がるのだと言えそうです。鑢で調律しますが、ステンレスは真鍮より硬くて、より慎重な作業となりました。

組み立てると、よい感じの吹き心地になったと思います。
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by chromclass | 2015-01-31 17:31 | 修理、改造 | Comments(0)
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