解説を読むと14歳で初レコーディングした話とそれから50年後のこのレコードという話が書いてあるので、彼64歳のときのレコードである。20枚目のレコードということです。1978年のコピー・ライトの文章でレコードは1979年キングレコードから発売されています。(ということは私が33歳のときに買ったということか。レコード点で偶然みかけて買ったのだと思う。)1914年生まれだから勘定は合っていますね。
それぞれの曲について彼自身の説明が付いており、ありがたいことに日本語なのでとてもわかりやすく、また面白いです。
ダグラス・ギャムレイ指揮の管弦楽団の伴奏で、彼自身もピアノ伴奏よりはよいという感想が書かれています。
表紙楽器提供/崎元譲 という説明は今日初めて気が付きました。
収録曲は
1.サマータイム
2.エンターテイナー
3.恋のアランフェス
4.ジュネヴィエーヴ・ワルツ
5.剣の舞
6.スクリュー・ブルース
7.ホラ・スタッカート
8.月の光
9.スゥエーデン狂詩曲
10.タイスの瞑想曲
11.火祭りの踊り
です。
4.と6.はアドラーの作曲。7.はアドラーの編曲。ハーモニカで演奏不可能な部分をアドラーが感じのよいスローのメロディに書き換えてあって、通常はその部分も全部ハーモニカで吹くのですが、この編曲ではその一部をストリングスが演奏したりしています。
オーケストラ伴奏の素晴らしい演奏ですが、ホンのときどきミスタッチが感ぜられるのが残念な気がします。