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恋のアランフェス [超絶のハーモニカ/ラリー・アドラー]
恋のアランフェス [超絶のハーモニカ/ラリー・アドラー]_a0009196_95212.jpg解説を読むと14歳で初レコーディングした話とそれから50年後のこのレコードという話が書いてあるので、彼64歳のときのレコードである。20枚目のレコードということです。1978年のコピー・ライトの文章でレコードは1979年キングレコードから発売されています。(ということは私が33歳のときに買ったということか。レコード点で偶然みかけて買ったのだと思う。)1914年生まれだから勘定は合っていますね。

それぞれの曲について彼自身の説明が付いており、ありがたいことに日本語なのでとてもわかりやすく、また面白いです。

ダグラス・ギャムレイ指揮の管弦楽団の伴奏で、彼自身もピアノ伴奏よりはよいという感想が書かれています。

表紙楽器提供/崎元譲 という説明は今日初めて気が付きました。

収録曲は

1.サマータイム
2.エンターテイナー
3.恋のアランフェス
4.ジュネヴィエーヴ・ワルツ
5.剣の舞
6.スクリュー・ブルース
7.ホラ・スタッカート
8.月の光
9.スゥエーデン狂詩曲
10.タイスの瞑想曲
11.火祭りの踊り

です。

4.と6.はアドラーの作曲。7.はアドラーの編曲。ハーモニカで演奏不可能な部分をアドラーが感じのよいスローのメロディに書き換えてあって、通常はその部分も全部ハーモニカで吹くのですが、この編曲ではその一部をストリングスが演奏したりしています。

オーケストラ伴奏の素晴らしい演奏ですが、ホンのときどきミスタッチが感ぜられるのが残念な気がします。
by chromclass | 2004-06-05 09:53 | 鑑賞 | Comments(2)
Commented by chromclass at 2004-06-05 10:20
10.は通常D調ですが、ここではF調に転調してあります。特にトリルするところはないのに。彼もD調は難しく感じたのだろうか。
Commented by chromclass at 2004-06-06 01:13
どうも3オクターブのハーモニカで吹けるように転調してあるようです。D調のとき、最低音はAですがF調に転調すれば最低音はC音になります。
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