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低音の魅力
昨夜はハーモニック・オムニバスの練習日でした。低音に苦しむ新メンバーを指導している中で、ついでに最低音部で手を動かすビブラートを聞かせた「夢のあとに」の出だしを聞かせました。みんな「チェロみたい」と言ってくれました。で、同じことを「アニーローリー」でトライさせましたが、ここで出た症状がいくつかありました。克服すべき課題ですね。

・左手を支点にして右手を動かすため、ハーモニカの低音部は実際にはちっとも動いていないのでビブラートもかからない。両手を共に動かすとよいのだが。

・ビブラートが早すぎる。チェロのビブラートとバイオリンのビブラートでは速さが違うのだが、遅く動かすということができない。

・曲想を自由につけて音楽を表現してほしいのだが、いつもの癖で足を一定テンポで動かして吹くので、機械的な演奏になってしまう。指揮者のつもりで曲想を出すとかソリストとしての訓練が必要。

・手を動かすことで満足してしまって、実際に吹いている音が震えていないことに気付かない。耳で自分の演奏をよく聞いて手の動きにフィードバックをかけることが必要。

うまく低音を活用できれば、実にチェロ的な演奏ができるので、スローのがとても楽しくなります。トライしてみましょう。
by chromclass | 2006-07-11 09:41 | 課題 | Comments(4)
Commented at 2006-07-11 18:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by chromclass at 2006-07-12 00:58
ここで演奏が聞けます。

http://members.at.infoseek.co.jp/shoji_sanada/club_animation3.htm

顔の部分をクリックしてください。
Commented by tsudda at 2006-07-17 11:14 x
上記↑アドレスのスターダスト、素敵な演奏ですね。

>ビブラート
chromclassさんは腹式ビブラート主体で指導しておられると思っていたのですが、ハンドビブラートを使われる事もあるのですね。適材適所という事でしょうか。
Commented by chromclass at 2006-07-17 23:47
まだ横隔膜ビブラートの指導を希望してこられた方はゼロです。(/_;)
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