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コードハーモニカ SCH-48
Cコードが出なくなったというので送られてきました。当初Hohner製だと言われていたので、リード交換までならできるなと覚悟していましたが、SUZUKI製だったのでさてどうしようと困惑しました。SUZUKIのはリードがリベット留めでなく電気溶接されているのです。

カバーを外して調べたところ、特にCコードに異常はありません。電話で問い合わせたところ、演奏中に突然音がでなくなったのだとか。こういう場合に考えられる原因は、唾液の乾いた滓、または毛髪がリードの隙間に挟まってしまったこと。カバーを外している課程で、それが取れて問題は解決したのだと思われました。

どうせだから悪いところがあれば直しておいてよとの指示だったので、調律作業に入りました。ところどころ、一本の中に2列に並んでいるオクターブ違いの音で震えるところがあります。チューナーで調べて、悪い方を鑢で削って調律するという作業を続けました。大体、1コードについて1箇所、そのようなかすかな狂いが見られました。通常は修理の必要がない程度です。で、48コードありますから、50本程度のリードを調律したことになります。384本リードがあるわけですから、まあ、そんなに大変な作業でもなかったと言えます。

組み立てなおして修理完了。
by chromclass | 2007-07-29 09:50 | 修理、改造 | Comments(0)
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