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Hering 5164
出ない音があるとの対応依頼。

う、確かに出ない、とても奇妙な現象です。頭をひねりながらとにかく分解したところ、バルブの先に折り目がついていました。よく観察すると、取り付けられているバルブがすべてリードを収めてある穴よりも長いのでした。したがって、バルブがリードプレートによって挟まれ、息が吹き込まれても動こうとしないのです。納得。

正しい原因がわかれば対応策は自明です。バルブの先を少し切り取ってやればいいのです。64枚のバルブ全部について対応し、音がなることは確かめました。

しかし、調律が相当狂っているようです。必要なリードを調律して、特にリードの傷みはないようなので組み立てて修理完了。
by chromclass | 2007-12-10 16:09 | 修理、改造 | Comments(0)
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