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Super 64
長年使っていなかったので、オーバーホールを、かつその様子を見学したいというので、Kさんが見えました。

症状を聞くと、高音、低音が出にくいと。実際吹いてもらうと、咥え方に問題があり、高音はあまり頑張らないで吹く、最低音部は穏やかに吹くことを指導。ハーモニカというよりは、吹き方の問題でした。

しかる後に中音域を吹いてもらうと、ハーモニカの問題らしい症状があります。早速、カバーを外してもらい観察してもらうと、バルブが数枚交換の必要あり。外し方、交換の仕方を実地にやってもらいました。

次に上げ身の観察。ちょっとは乱れがあるのですが、本人は中々気付かないので、合宿の資料の残りがあったのでそこの写真に出ているのを参考にしてもらって、見つけたリードに対して調整方法を伝授しました。

最後に調律ですが、オクターブ奏法で1ヶ所見つけ、それをチューナーで判定してもらい、鑢で調律するやり方を見せました。組み立ててもらって、オーバーホールはお終い。

それより、初心者なので音出しそのものに問題があることが痛感されたので、下の部屋(教室)に移って、これまた合宿の資料の残りを使って複式呼吸、音階練習、速吹き練習の方法を実地体験してもらいました。合宿の延長ですな(笑)。でも、これで口吹きが直り、腹式呼吸で口の中の形を変えないで吹き吸いできるようになったので、いつも問題にされる低音部の発音も問題なくできています。飲み込みは早い。楽譜の読み方もまだできないようでしたので、合宿資料の「かあさんのうた」をつきっきりでAm調、Em調、Dm調で練習。レッスン終わり。あとは、本人の練習次第です。がんばりましょう。
by chromclass | 2008-06-30 00:36 | 修理、改造 | Comments(0)
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