某クロマチック・ハーモニカ教室からの依頼。
①2番ファ、ミがおかしい
②レバーが重い
③オーバーホール
②から取りかかりました。多分マウスピースの分解掃除を一度もしていないものと思われます。分解すると、レバー、その土台の両方の端に錆が盛り上がっています。これでは動きが重くなるのも当然です。洗剤で洗った後、真鍮のヘラで錆をこすり落としました。材質が同じなので、傷付かなくていいです。組み立てたところ、当然ながらスムーズな動きが復活しました。
③で全音調律と上げ身調整を行いました。よく鳴る柔らかい感じのハーモニカになりました。
③ですが、私が吹いても特に異常は感じられません。先日、柏教室の生徒さんとの会話を思い出しました。唇にすごく力が入っているというのです。試しにそうやってみると、低音は出ないわ、中音はひどい曲った音になるわ、散々な音がします。多分、同じようなことがおこっているのではないかと想像されました。そこで次の助言を添えて返すこtにしました。
「唇でハーモニカを挟もうとする力をかけているなら、それを止めてみてください。私たちはハーモニカを当てているだけで、力ではさんでいるわけではありません。」
吹き方が改良されるといいのですが。