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ハーモニカの咥え方
あまりいい音が出せない人を観察すると、ハーモニカを咥えるのに唇がとんがっていることに気が付きます。

自分の咥え方を説明してみると、パッカリングの場合ですが

・ごく普通に唇を閉じた状態から
・唇をホンの少し開く
・そこにハーモニカが自然に納まる

という感じなので唇がとがることはありません。

教則本によっては、唇をとがらして吹くという図解が載っていたりしますが、私は疑問に思います。唇がとがっていると、ハーモニカに当たる空気の流れが自然ではなく、細まってしまうのではないかと思います。そうすると、音色に影響してあまりいい音にならず、時には音程が下がってしまいます。

唇をとがらしている人の心理的な分析としては、クロマチックの場合、一つの穴だけを咥えなければならないという強迫観念があるのではないかと思います。

では私の咥え方でなぜ一つの音が出せるかというと、一つの穴の回りに唇の柔らかい肉が接触し、隣の穴を自然にブロックしている状態であるといえるでしょう。この咥え方では、空気の流れが加工されることなく、肺からの空気が自然にハーモニカに当たる、または吸い込まれるようになって、リードの本来の音色を引き出しやすいといえましょう。

タングブロックでは、元々唇の肉で回りの穴をブロックしている感じになりますから、自然な音が出しやすいのだと思います。ただ、口腔内の空間を広く取るか狭く取るかでまた音色に影響してきますが、それはまた別途検討したいと思います。
by chromclass | 2005-08-24 09:43 | 課題 | Comments(0)
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