NHK総合で「全球凍結」の話を取り上げていました。かって地球全体が凍結していた時代がありました。雑誌「Newton」でそんな時代が存在したことは知っていましたが、その間、生物はどうなっていたのだろうと疑問に思っていました。しかしとてもわかりやすく解説してくれて、「酸素がなくて微生物しかいない時代->凍結->二酸化炭素が海水に溶け込めない->空中の二酸化炭素が増える->温室効果の温暖化により氷が解ける->微生物が光合成で酸素を作る->有り余る酸素により、初めての大型(30cm)の生物が誕生」という流れを解説してくれました。とすれば、まさに我々が今存在するのも全球凍結のおかげだったのです。長い長い時間の流れ、しかし、それが色んなことを可能にしてくれるのですね。
木製の衛星(=オイロパ)にも全球凍結状態のものがありますよね。その下では似たようなことが起きているのでしょうか。底で火山活動が行われていれば不可能ではありませんね。そして、我々が消滅したずっとずっと後、太陽も肥大するからそんな惑星で高等生物が存在しうる環境になることがあるかもしれません。
長い、長い、時間のながれ。
そして、短い時間の流れの中で、我が定年はやってくる。あと、10ヶ月。