Y.Y.さんから少し古い型の280の修理を依頼されました。プラスチック・ボディで真鍮の釘でリード・プレートが留められています。この手の型は、リード・プレートを外すのが一番難しく、外してしまえば普通の修理方法を流用できます。5番Cのリードが1枚、狂っているので取り替えることにしました。狂ったのを外し、新しいリードをネジ留めにしてバルブを貼り直しました。他にも何枚か良くないバルブがあったので貼り直しました。リード・プレートの取り付けは、この手はやはり難しいです。何とかやり終え、吹いてみるともう少し調律を厳密にする必要があるようです。時間切れのため、翌日やり直すことにしました。
慎重に全音調律に取り掛かり、吹いていても気持ちよく鳴るようになりました。完了です。