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SWAN1456
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昨年3月23日の記事で、音がスカスカすると述べましたが、この程原因が判明しました。

スライドを挟む2枚のプレートは、スライドを挟むための必要にして十分な隙間が必要ですが、このハーモニカでは隙間が十分過ぎたのです。したがって息を吹き吸いしてもその隙間から隣の穴へ空気が逃げてしまうのでした。

原因がわかればなんとか対処はできます。2枚のプレートの上側のものは隙間を作るために折り曲げられていますが、曲げられて支えになっている部分を少し削ればいいわけです。やってみると息漏れがなくなって、ベンドもしやすくなりました。音色も悪くはありません。これなら音階練習には十分使えるし、演奏会でも使えそうです。金色なのでかっこいいですし、14穴なので、低音にも困りません。

よかった。
by chromclass | 2007-01-03 10:42 | 修理、改造 | Comments(5)
Commented by tsudda at 2007-01-03 23:06 x
スライド部の出来不出来で、息へのレスポンスも変わってくるのですから馬鹿にできませんね。調子の良くないモデルでは、私も同箇所を削る場合があります。HOHNERのMeisterklasse、SUZUKIの高級ライン等はこの辺の加工精度が優れているため非常に吹き易く、流石と思わせます。
Commented by chromclass at 2007-01-04 02:00
原因究明に9ヶ月もかかってしまいました。
Commented by デーブ at 2007-01-04 03:49 x
トンボNO. 1248「ユニ・クロマチック」(ヤマハも)が、パワー感に乏しいのも、おそらく同種の原因ですね。
反面、そのせいでスライドレバーは張り付きにくいのですが……。
Commented by あきよ at 2007-01-04 12:25 x
シブイッ(^。^)
Commented by chromclass at 2007-01-04 21:28
トンボもヤマハも使ったことはないのです。でも、そうなのかも。逆にSUZUKIが精密すぎてレバーが貼り付きやすいという感もありますねえ。
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