オーストリアのB氏から、一時期Hohner社から発売されていたChordmonica I のCD付き教則本をいただきました。
Chordmonica I は、クロマチック・ハーモニカのようにボタン付きで、CのハーモニカでいうとC、G7、F、Cdim7の和音が出るようになっているハーモニカです。次のような配列をしています。
吹 C E G C C E G C C E G C
吸 D F G B D F G B D F G B
ボタンを押したとき
吹 C F A C C F A C C F A C
吸 C D#F#A C D#F#A C D#F#A
メロディを吹きながらベースを入れる演奏をするときに、主要3和音が使えるので、普通のクロマチック・ハーモニカでベースを入れるよりはまともな音が出せます。しかし、半音を駆使した転調などできませんから、クロマチック(半音)・ハーモニカではなく、ダイアトニック(全音)・ハーモニカの部類に入ります。
この程度の配列の違いであれば、C調のクロマチック・ハーモニカのリードを削れば作れそうなので、練習用に使っていたボロボロの270を土台にして作ってみました。
結果良好ですが、C調のハーモニカは音が高いと感じられます。A調、G調などで作れば落ち着いた感じの音になりそうです。今度は、A調で作ってみようと思っています。