久し振りにふるさとを訪れました。住んでいた我が家はすでになく、真新しい家が数軒立っていました。後方にはさらに新築中の土台が打たれていました。思い起こせば、ずいぶんと大きな敷地の母屋だった。我が家はその母屋の土蔵を改造した家でした。母屋、土蔵二軒、納屋一軒、広い庭があった敷地です。
我が家の真ん前の神社は相変わらずのたたずまい。お盆の夜はここで盆踊りが行われていました。幼少の頃は時間制限がなく、明け方までうるさかったのですが、そのうち深夜までと時間制限がなされるようになっていきました。社屋も建て替えられ、この姿になりました。子供のころの遊び場であり、大豆の乾燥場であり、のこぎりの目立て屋の作業場であり、紙芝居屋や茶わん売りの店開きの場所であり、バスが来ていたころの発着場でありました。獅子舞の奉納先でもあります。
今回の訪問の目的は、これ。兄の四九日の法要が行われ、納骨されました。この日から霊は仏になるのだと、香典袋の解説を読んで知りました。南無阿弥陀仏。