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Meisterklass
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西脇さんのワークショップで撮影したMeisterklassでしたがあのときのご縁で今日本人が修理に持って見えました。この1本ともう2本のMeisterklassの調子のよいパーツを組み合わせて、ベストの1本を作りたいという趣旨でした。ハーモニカ好きが集まれば、ハーモニカ談義が尽きませんでしたが、そうも言っておられないので、作業に取り掛かりました。調子のいいというリードプレートをチタン・ボディに取り付け、銀製カバーを取り付けて、はい、と試し吹きしてもらっている間に、残りのパーツでもう1本組み立て開始。ただ、観察していると上げ身調整が必要なリードが数本あるので、それらを調整し、調律もして組み立てて渡しますと、「お、これ鳴りますね。」っと気に入ってもらえました。で、「これを吹いてみると前のやつも調整してください。」と言うことになり、チタン・ボディのものを再度分解、上げ身調整と部分調律をしました。組み立て直して試し吹きしてもらうとこちらも満足とのこと。よかった。

最後の1本は、よく観察すると、マウスピースの取り付けネジが折れていたんですね。しかも折れて残っているネジの破片が取り除きにくい形で埋まっています。時間がなくなってきたので西脇さんの方から、チタン・ボディを作ったときにボディが1本余っているので、帰ってからそれを使いますとの申し入れがあり、それではとお言葉に甘えて、バラバラになったままの状態でお渡ししました。もっと時間があれば、最後のリードプレートの上げ身調整だけでもやりたかったところでしたが。ちょっと心残りでした。

このように上げ身調整するととてもよく鳴る様になりますので、お困りの方、ぜひ相談してくださいね。

こちらで持っている色々なハーモニカの試し吹きをしてもらったり、販売しているSWAN製のクロマチックの試し吹きをしてもらい、とてもコスト・パフォーマンスが高いハーモニカだと評価してもらえ、こちらとしても有意義な時間を持てました。西脇さん、ありがとう。
by chromclass | 2008-01-17 23:56 | 修理、改造 | Comments(0)
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